YNSA
(山元式新頭鍼療法)
YNSA は、宮崎県の医師、山元敏勝先生が創案した鍼灸治療です。その効果、即効性のすばらしさは、世界中で認められ普及し、 YNSA が保険扱いの医療となっている国もあります。
当院でも、特に脳・神経系の難治性疾患についてこの療法を取り入れ、多くの改善実績がございます。
-
治療例)交通事故後遺症による麻痺
上腕の前腕開放性粉砕骨折、5指の屈筋腱切断により、6年間中指・薬指・小指に麻痺が残った症例です。
治療前は親指と人差し指しか動かせませんでしたが、4本の鍼を刺鍼後すぐに、中指と薬指が動き出しました。 -
治療例)抗がん剤の副作用による足の硬直感等
足の硬直感、しびれ、触れないほどの痛みが継続。抗がん剤の副作用・改善の見込みなしとされた症例です。
8本の鍼を刺鍼後、痛みの消失、硬直感の7割減、しびれの半減など効果が見られました。
個人差や症状及び経過日数などにもよりますので、すべての方に同じ効果が表れるものではありませんが、治らないものとあきらめずに一度お試しいただきたい治療法です。
YNSA の特徴
頭鍼療法が効くしくみについてはまだ詳しく解明されていませんが、頭蓋表面の磁場がその直下の神経を刺激し、脳を活性化させるためにおこる効果であると推測します。頭皮には、全身を治療する地図があり、痛み、麻痺、しびれ、機能障害など、あらゆる症状を改善させる治療点がちりばめられていると言えます。
即効性があります
頭皮に数本の鍼を刺しただけで、その場で改善がみられることが多くあります。
鍼を取ると症状が戻ってしまうこともありますが、その場合は繰り返し治療をすることで効果の持続時間を伸ばしていきます。
難治性疾患にも効果があります
脳卒中後遺症、パーキンソン症候群、原因不明の症状などあらゆる痛み、麻痺、しびれ、機能障害の改善に効果が期待できます。
効果の期待できる疾患
- 脳卒中後遺症
- パーキンソン症候群
- リウマチ
- 小児麻痺
- 抗がん剤副作用
- 繊維筋痛症
- 耳鳴り、難聴
- 交通事故の後遺症
- 原因不明の症状
- あらゆる部位の痛みやしびれ
当院の取組み
当院では、治療法のない症状を治す方法を模索する中で、この頭鍼療法 YNSA と出合い、手技を身につけ、効果の高さを実感しました。
この優れた治療法の向上と普及のため、当院では下記のような取り組みを行っております。
- 山元敏勝先生のご指導の下、 DVD の制作に協力、出演いたしました。
- 「山元敏勝先生 YNSA 東京セミナー」、「日本鍼灸師会 全国大会」「セイリン YNSA セミナー」「神奈川鍼灸柔道整復専門学校 平井学園セミナー」等においても 講師を務めました。
- 当院のすべてのスタッフは、これまで「医道の日本」に YNSA の症例発表をしております。
- 当院は、2011年に YNSA セミナーに鍼灸師の参加が開始されて以来、毎年宮崎でのセミナーを受講し、山元先生の新しい治療点を学び続けております。
YNSA を受けてみたい方は、ご相談ください。
- 痛みも少なく、事故や副作用がおこることもありませんが、「頭に刺すのはこわい!」という方もいらっしゃると思います。頭鍼を行なう際は、ご様子を伺いながら、無理なく進めてまいりますので、どうぞご安心ください。
- 頭鍼のみで効果が出るケースもあれば、その他の治療法も加えた方がよいケースもあります。ご様子を伺いながら治療を進めます。